奥土居啓の長崎弁講座〜Vol.4〜
2009年11月01日
今回は久し振りに長崎弁の話をしてみようかと。
今回はオナラの話です。
夕食準備中・夕食中の方汚い話ですいません<(_ _)>
オナラ。すなわち屁です。
屁を出すことを『放屁』『屁をする』、関西では『屁をこく』と言うかと思います。
私の地元長崎では屁は『ふる』ものなので『屁をふる』と言います。
―使用例―
A・「うわっ!クサさ〜!わい屁ばふったやろ?」
(うわっ!クサいな〜!お前屁をしただろ?)
B・「いや、おいふっとらんばい」
(いや、俺はしてないよ)
この中で「クサさ〜」の「さ〜」は長崎弁でよく用いられる表現で、
「広い」「高い」などの形容詞の後ろにくっつけてそれに対する感嘆や驚きを表します。
例えば、綺麗な景色を目にした時は「きれさ〜」、
猛暑の時は「暑さ〜」、美味しいものを口にした時は「うまさ〜」という具合です。
屁の話に戻します(何かビミョーな表現ですね・・・・)。
辺りが暗くなってきたらどこからともなく湧いてきて、嫌なニオイを撒き散らす
緑色の昆虫と言えば・・・・・そう。カメムシですね。
あのニオイはホンマに耐え難いものがあります。
先日うちのスタッフの一人が、可哀想に首筋からシャツの中に入り込まれ、
悲鳴を上げておりました
さてこのカメムシ。関西では『ヘコキムシ』と呼ぶ場合もあるようです。
長崎ではというと・・・・。もうお分かりですよね。
前述の通り長崎では屁は『ふる』ものです。
ということでカメムシも『ヘフリムシ』or『ヘップリムシ』と呼びます。
ヘップリムシ。いかにも臭そうですね(苦笑)。
さて、屁の話をしていて思い出したことがあります。
皆さんは『魁!男塾』というマンガをご存知でしょうか?
このマンガで、虎丸龍次なる人物が登場します。
彼は「猛虎流」という自己流の拳法を使って戦うのですが、
彼の必殺技(?)で「猛虎流大放屁」というものがあります。
相手の顔面に屁をぶちかますという、
もはや技とは呼べないシロモノです。
ちなみにその風速は時速か分速か秒速かは書いてないのでわかりませんが、
何せ100メートルらしいです(笑)。
男塾。内容的には非常にくだらないなと思いますが、
何か好きなんですよね・・・。